歯科技工
歯を失った人の為の入れ歯やインプラント、虫歯を治療した歯にかぶせる金属や陶材(白い歯)の冠、歯並びを整える矯正装置、その他激しいスポーツをするとき歯を護るマウスガードなどの歯科技工物を製作することを歯科技工といいます。歯科技工ができるのは歯科医師と歯科技工士の資格を取得した者です。
歯科技工士
歯科医師から依頼された歯科技工物などを製作する人を歯科技工士といいます。日本の歯科技工士は2年以上の専門教育を受け、国家試験に合格して資格を取得した人だけです。
歯科技工士の仕事
歯科技工士は患者さんの歯型から模型を作ります。
その模型に、クラウンや義歯などの技工物を作ります。
技工物は患者さん個人に合ったものとなり、
すべてが世界に一つしかないものになります。
~世界に誇る技術~
日本の歯科技工士は世界トップクラスの技術と知識をもっています。
日本人はもともと几帳面で繊細にものを作る能力を持っています。
それに加え、専門教育により高度な訓練を受け、
世界に誇る技術を身に付けています。
~高齢社会で高まる需要~
高齢化社会で医療に携わる人材不足が大きな社会問題となっています。
健康寿命を高める国の政策に比例して、
歯科技工士の期待と需要が高くなってきました。
そのため歯科技工業界は全国的に人材不足となっています。
各企業ともに人材確保に奮闘しています。
~CAD/CAMと世代交代で若い人材を求む~
歯科技工もオールハンドメイドの時代から一部コンピューター化の時代が到来しました。そのためコンピューターを使った技工をする人材が求められるようになってきました。50~60歳代が多い業界にデジタル技術が浸透し、新しい技術を持った若い世代の技工士が求められています。
プロの仕事現場
-歯科技工士が作るもの-
資格 歯科技工士免許(国家資格)
資格を得るには、歯科技工士学校で理論と技術の勉強をします。
学校を卒業し、厚生労働大臣が年1回行う国家試験(学説・実地)に合格すると歯科技工士免許が取得できます。
本校は、その理論と技術を習得するための教育スタッフと設備・環境が整っております。開校以来、歯科技工士国家試験の合格率は極めて高い実績を残しています。
歯科技工士試験の合格率
国家試験の合格率は全国平均で約95.7%です。医療資格の中でも合格率が高い水準にあります。本校は1972年の開校以来、全国平均より高い合格率の実績を残しています。現在まで累計1558名の歯科技工士を養成しています。
専門士の称号
本校は厚生労働省の認可校であり、また、文部科学省からも医療専門課程、職業実践専門課程の専修学校として認められています。よって卒業と同時に専門士の称号が得られます。
就職実績
就職意の向上を目指し、
・就職ガイダンス
・会社説明会
・会社見学
・インターンシップ
を行っています。
学生をよく知る担任が就職サポートします。
全国どこでも就職できる
本校には、毎年数多くの求人が全国から寄せられ、
極めて高い就職率を誇っています。
2023年度 求人数
就職先
・歯科技工所
・病院・歯科医院
・歯科器材メーカー
全国各地で歯科技工士として活躍しています
進学する人もいます
・歯科大学の研修科
・専門のトレーニングセンター
将来は独立開業しやすい職業で、歯科技工所を経営している方も多数
また、アメリカやオーストラリアなど海外で活躍している卒業生もいます。
進路担当をはじめ全職員が相談にのり、アドバイスを行い、
希望に添った就職・進学を目指しています。