高校の先生方へ

~歯科技工は到来する高齢化社会に不可欠~

現在、歯科技工に従事している歯科技工士は3万5千人、そのうち43%が50歳を超えています。毎年資格を取得する歯科技工士は900人程度で、将来の担い手不足が危惧されています。紐解けば「入れ歯師」などとよばれ、徒弟制度から始まった業種であったため、資格制度になってからも長時間労働にも違和感がない時代もありました。
 近年では、働き方改革や歯科技工士法で身分を保障され、歯科技工士会などの啓発活動などによって、労働環境や条件の改善に意識が高まっています。また、CAD/CAMによる技工物が保険適応されるようになってからは効率化が促進され、短時間で技工物が製作できるようになったことも改善の大きな要因になっています。

~歯科技工士の就職は歯科医院から歯科技工所へシフト~

歯科医師の先生方が「歯科技工部門を院内から分離させ、ビジネスとして外注」が主流になっています。歯科技工所サイドは、例えばインプラント部門を新設するなど、一企業並みの経営戦略を立てながら、会社としての体を成して成長しつつあります。とは言うものの、歯科技工士を手元に置いて、ともに医療に取り組む考え方を持つ先生も根強く存在し続けています。

~キーワードは~

授業に加えて、部活動、進路指導に駆け回っておられるすべての先生方に感謝いたします。生徒さんの希望進路について、次のキーワードが一つでも挙がりましたら、ぜひ本校の資料請求またはオープンキャンパスにエントリーするようにご指導いただけたらと思います。業界のことを知っていただくとともに、適正についても体験を通して感じることができると思います。

高校生への出張授業

高校生のうちに取り組んで欲しい事柄を、現在の就職採用基準などに照らし合わせて出張授業を行うことができます。「歯科関係の仕事について」「専門学校に進学するということは」など。

高校での出張授業をご希望の場合は遠慮なくお問い合わせください。